Linux (RHEL / CentOS 8系) で、Windows 共有 (SMB) をマウントする手順です。
本記事では、一時的にマウントする手順と、自動マウントする設定手順を記載します。
なお、手順は MIRACLE LINUX 8.4 で確認しています。
事前準備
cifs-utils をインストールします。
dnf install cifs-utils
一時的なマウント
一時的にマウントする手順です。OS を再起動すると、マウントは解除されます。
(1) マウント先のディレクトリを作成します。
mkdir /mnt/nas
(2) 次のコマンドで、共有フォルダーをマウントします。
※ 共有フォルダーのパスは //192.168.1.1/share とします。
mount -t cifs -o user=[ユーザー名],password=[パスワード] //192.168.1.1/share /mnt/nas
マウントを解除する場合は、次のコマンドを実行します。
umount /mnt/nas
自動マウント
上の手順では、OS 起動時にマウントは解除されます。OS 起動時に自動マウントする場合は、次の手順となります。
(1) マウント先のディレクトリを作成します。
mkdir /mnt/nas
(2) fstab を編集します。
vi /etc/fstab
fstab の最後の行に、次の内容を追記します。
※ 共有フォルダーのパスは //192.168.1.1/share とします。
//192.168.1.1/share /mnt/nas cifs user=[ユーザー名],password=[パスワード],defaults 0 0
(3) fstab の内容をさせます。
mount -a
以上で、自動で Windows 共有をマウントする設定は完了です。